インターホンが鳴る。飼主は階下の玄関へ。
上から様子を窺うARWEN。
ARWENには、まだ、上下階を自由に移動することを許可していません。
自宅の階段を一回も歩かせていないこともあってか、
ベビーゲートが開放になっていても、VITOが勢い良く飛び出していっても、
ただ首を伸ばすだけで、階段に前足をかけることはしません。
なんて良い子なんでしょう
なんてね。
待ちくたびれたら・・・
物干場のサンダル.
犬らしい。犬らしい。
仔犬なんだし、可愛い、可愛い。
あれ?
なに?この紙切れ?
げげげっ
か、か、壁がはげてるぅぅぅぅーーー
あぁ・・・
そうか。そうだった。
アルちゃんは、ちまいところをツンツンするのが好きなんだった・・
タイルカーペットのホツレほどくの上手だもんね。
引渡しのときから、クロスの張りあがり雑っていうか・・・
ささくれてたもんなぁ・・・
目につく箇所を指でおさえつたり撫で付けたりしてやりすごしてたんだけど、
アルちゃんも、張り合わせや、四隅を、なぁんか気にしてたよ。
むむ?
もしや??
上から、じーっと飼主を見つめてたあのいじらしい眼差しって、ひょっとして?
悪戯の機会を狙ってた ?
母しゃん暫く戻ってこないみたい。しめしめ。って?
いやいや、いやいや、
母しゃんが戻ってこないから
寂しくていたずらしてただけだよね?
そうだよね〜
そうだといって〜
記:VITOの母しゃん
※タイルカーペットも荒らされて、こんなに減っちゃった。また補充しなくちゃいけません。
VITO「ぼくは一切関与しておりません。」